新型コロナウィルスの影響で、
Jリーグは開幕戦1試合のみを消化し、
以降、中断を余儀なくされている。

GWの再開をめざしていたものの、
全国に緊急事態宣言が出て、
結局再開の目処は立たなくなった。

こんなこと、あっただろうか。

1992年にJリーグが発足してから今年で28年目。
私は2006年から見始めたのでその前のことはわからないけど、
リーグが中断されて再開の目処も立たないなんて、
多分今までなかったことだよね。

2006年のW杯ドイツ大会からサッカーにハマって以来、
生活の中にサッカーがあることが当たり前だった。

 そんな日常が突然ふっとなくなって、
あらためて、「当たり前」だと思っていたことが
「当たり前」じゃなかったんだな、と気づく。

このブログを更新するのは、去年の8月以来8ヶ月ぶりだ。
でも、去年の8月の更新ですら、1年ぶりだった。

他の人からみたら「もうサッカーに飽きたのかな?」と思われているかもしれない。
でも、実は全然そうではなくて、私の中でもう、サッカーは完全に「私の一部」になってるから、
あらためて「ブログに試合の感想を書き留めておこう」なんて思わなくなってしまったのだ。

 自分の住む街に「エスパルス」というクラブがあって、
サッカーを通して知り合った仲間が日本全国にいて、
自分自身も仲間とサッカーをやれる場所があって、
 つまり、私の生活の大部分を「サッカー」が占めている。

私には、呼吸するようにサッカーを楽しめる日常があった。 

そして、それが「当たり前」だと思ってた。
こういう状況になって、それは「当たり前」なんじゃなくて、
「幸せなこと」だったんだなぁ、と気づく。

いま、そんな当たり前だった日常がなくなって、
「サッカー」についてあらためて考えている自分のことを、
ここに書き留めておこう…という思いから、8ヶ月ぶりにブログを更新しています。
 

日本平スタジアムで試合を見るのが好きだ。
手を伸ばせば選手に届きそうな距離で、
試合中の選手同士の会話や、
全力で走った後の選手の荒い息遣いも聞こえてくるくらいのあの場所で試合を見ていると、
自分も一緒にピッチに立っているような気にさえなる。

 オレンジ色に染まったスタンドからは、
小気味良いサンバのリズムと綺麗に揃った手拍子。 
大人たちの掛け声の合間に、
小さな子供たちの元気な声も聞こえるあの空間が大好きだ。

年齢も性別も関係なく、
たくさんの人たちが同じオレンジ色のシャツを着て、
選手の動きやボールの行方に一喜一憂する。

これが私の日常で、当たり前の週末だった。
でも、それも今となっては夢の中のことだったように思える。
こんなことが起きるなんて、誰も想像もしてなかったよね。

Jリーグだけでなく、
世界中のクラブや選手たちがファンやサポーターのために、
SNSやYouTubeで様々な発信をしてくれている。
とてもありがたいと思う反面、選手自身も歯痒くて、悔しくて、辛いだろうなぁと思う。

私たちが「早くサッカーを見たい!」と思ってる以上に、
選手たちは「早くサッカーをやりたい!」と思ってるだろう。

今はみんなで支え合ってこの状況を乗り越えるしかない。

こんな状況だったことを、「あー、あれは辛かったねぇ」って、
思い出のように語れる時がいつか絶対に来るし、
早くそうなるためには、今はじっと我慢するしかない。


目を閉じて、またスタジアムでエスパルスの試合を見るときのことを想像する。

スタジアムでしか会わない隣の席のおねえさんと軽く会話をして、
楽しそうに鳥かごする選手たちを眺めて、
シュート練習での素晴らしいシュートにどよめきが起こるスタンド。

試合開始前の、たったそれだけの瞬間を想像しただけで泣きそうだ(笑)
Jリーグが再開して、次のホーム戦でエスパルスが勝ったら号泣するかもしれない(笑)

そんな瞬間が、
「サッカーのある日常」が早く戻ってくることを願って、
今は自分にできる精一杯のことをしよう。

そしてまた、スタジアムで会いましょう。

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