前節、中断期間前のホーム最終戦で湘南相手に4-2と勝ったうえに、
航也2ゴールでわーいわーい!なんて浮かれてたら、ブログ更新するのを
すっかり忘れてしまいました。
貴重な勝ち試合だったのに!!!

その間には、あのイニエスタが神戸移籍濃厚!!なんて
超絶ビッグニュースが飛び込んできて、
前節どんなふうに勝ったかももうあんまり覚えてない(えー

いやだって、イニエスタですよ?
私がサッカーにドはまりするきっかけになったイニエスタですよ?(知らんがな

Euro2008でスペインが優勝した時、
チャビ、イニエスタ、セスク、シルバの4人は
「クアトロフゴネス(4人の創造者たち)」と呼ばれました。
このときのスペイン代表から私のサッカーおバカさん人生が始まったのです。

サッカーってスーパーゴールを決めるFWが一番かっこいいスポーツだと思ってたけど、
ほんとにかっこいいのはゲームを操る中盤の選手だ、ってことに気づかせてくれたのが、
バルサやスペイン代表のサッカー。
当時のバルサは「すべての攻撃はチャビから始まる」と言われ、
技術だけでなく、サッカーIQの高い選手に注目するようになったのも、このころからです。

イニエスタはバルサの遅攻の中でスイッチを入れる役割をすることが多かった選手。
イニエスタがボール持つと、何人で囲い込みに行ってもするするとドリブルで抜かれ、
あれよあれよという間にゴール前まで侵入されるし、
がっつり球際に来られても絶対にボール失わない。
全然スペースがなくてもするりとターンする。
イニエスタがボール持つとワクワクしました。
(ちなみに、私が初めて買ったレプリカユニはイニエスタの代表ユニでした。)

そんなイニエスタがJリーグでみられるかもしれないと思うと、
マジで鳥肌が立つくらい楽しみな一方で、
調べてみたら神戸戦はなんとホーム最終戦じゃあありませんか(汗)

ここ数年、シーズン終盤は「残留争い」でメンタルやられまくりな感じが
続いてるのに、そこにきてイニエスタに好き放題されたら…と思うと、
違った意味で鳥肌たちます(汗)
ホーム最終戦で安心してイニエスタを堪能するためにも、
一桁順位キープで最後まで行きたいですね!

って、前置きが長くなりましたが、
川崎戦の感想をサクッと書いときます。

 
昨年優勝の川崎相手ってだけで「いやぁ、厳しいなぁ」とは思ってたけど、
試合見た感想は、厳しいどころか「手も足も出ねえ」って感じだった。

0-3というスコア以上に完敗という内容で、
「悔しい」という気持ちすら湧いてこなかった。
それが悲しい。

川崎とうちは一見同じパスサッカーをやってるように見えるけど、
内容には歴然とした差があったと思う。
川崎は全員共通意識を持って動いてるように思えた。

中盤でパサーが前向いてボール持ったら前線が裏取って走り出して、
走り出したらそこに必ずボールが出て、とか、
サイドから中にドリブルで仕掛ける選手がいたり、
そこで突破できなかったからサイドからボール入れてみたり。

エスパルスに「足りないなぁ」と思うのは、
こういう「共通意識ができてるな」って感じる場面。
前線が走り出してもパスが出ない。
パスを出そうとしても前線が感じてない。
パスの出しどころがなかった時に自分で仕掛ける場面が少ない。

うちの遅攻は緩急の「急」がない。
同じペースでボールを回して、真ん中は守りが固いから、だいたいサイドに振って、
サイドから中にボール入れて、で、跳ね返される。

実際、川崎の守備は固かったから、正面から仕掛けて突破するのは厳しかったとは思う。
リスクを考えると敵を背負った味方になかなかボールを預けれなかったのもわかる。
でも、それができないなら「遅攻」の意味は全然ない気がしてる。
毎回サイドに振って、サイドも仕掛けたりえぐったりするでもなく
同じようなボールを入れてるだけなら、
遅攻じゃなくてカウンターの方がよっぽど効果あると思う。

去年のアウェイで川崎に1000本パス回されながらも2-2のドローで終わったのは、
チアゴの「強引なプレー」があったからこそだと思う。
遅攻してる間に守備の陣形を整えちゃってる相手を崩すなら、
誰か一人が強引に仕掛けて突破口を見つけるしかない。
今回はそういう「チアゴ」みたいなプレーをする選手がいなかった。
今シーズン序盤の調子が良かったころには、
石毛君や金子君が果敢に仕掛けてエリアに侵入してる場面もあった。
最近あんまりそういう仕掛けが見れない気がしているのは、
そういう戦術なのか、それとも単純に相手のマークが厳しくなってできなくなったのか。

運動量でもうちは圧倒的に負けていたと思う。
相変わらず攻守の切り替えが遅いし、パスサッカーをやるなら
味方との距離が近くなきゃダメだから、もっともっと全体的に走らなきゃいけない。
ボールが動くたびに、ボールホルダーを含めたトライアングルが
いかに早く形成できるかがパスサッカーのカギだ。
(常にボールホルダーに対して2ヶ所のパスコースを確保するトライアングル)
パススピードが早ければ早いほど、ボールが動く箇所、動く箇所で
素早くトライアングルをつくらなきゃいけないから、
おのずと全員の運動量が増えるし、共通意識や先を読んで動く力がないと難しい。
誰か一人でもこのリズムに乗れていなかったり、ルールを理解していなかったら
パスサッカーは成り立たないのだ。

かつて、ポゼッションサッカーで世界を圧倒してた頃のバルサはカウンターに弱かった。
全員で攻撃する分、カウンターを食らうとあっさり失点することもあった。
だから、川崎相手に点を取ろうと思ったらカウンターしかない、
航也のスピードを活かすしかない、って思ったんだけど、
川崎の守備は前がかりになりすぎずしっかりリスクマネジメントもできてたし、
なにより、味方から前線にそんなロングフィードもあまり出なかった。

前半だけで600本近いパスを回されて2失点し、
後半になったら少しボール持って攻撃できるようになったようにも思えたけど、
同時に、川崎が攻撃の手を緩めただけのようにも思えた。
それなのに、河井が背後からトラップ際を狙われてゴール前でボール奪われ、
痛恨の3失点目。絶対にボランチがやっちゃいけないミスだと思った。
ここに、うちと川崎のボランチの「差」が垣間見えてしまった気がした。
(あえて厳しいことを言うけど) 

でも、なんというか、最初にも書いたけど、これだけはっきりと力の差が出ると
「悔しい」とか「悲しい」という気持ちは不思議となくて、
さあ、この試合でたっくさんの課題が浮き彫りになっただろ!
これを中断期間でどうやって解決していくかが勝負だぞ!なんつって、
ちょっと開き直った感もある。

うまいこと勝っちゃって気分よく中断期間に入って、
W杯も楽しんじゃって、ってすごすより、
「このままじゃやべえ」って危機感持って過ごす方が絶対にいいと思うし、
そうしなきゃダメだと思う。

最初にも書いたけど、イニエスタがほんとに来るなら、
終盤の早い段階で少なくとも「残留」は決めておきたい。
せっかく世界最高峰の選手と同じピッチで試合ができるのに、
余裕がなかったら選手たちだって全然楽しめないじゃん。
日本にいながらにしてイニエスタとマッチアップできるんだから、
自分の実力を全部出しきってその試合を楽しんでほしいし、そういう試合を見たい。
イニエスタが日本平で好き放題やるところが見たいんじゃなくて、
そういうイニエスタに全力で立ち向かうエスパルスの選手が見たい。

そのためにも、中断期間にできる限りチーム力をUPさせなきゃいけない。
悲観的にはなっていない。
むしろ、どれだけ成長できるかが、今から楽しみだ。


最後に、
フロンターレに縁の深かった西城秀樹さんが5/16に亡くなられ、
この川崎戦でも黙とうが行われました。
ご冥福をお祈りいたします。