07シーズンからエスパルスを応援し始めてもう9年目になりますが、実はまだ1度もアウェイゲームの応援に行ったことがありません。


日曜日に自分のサッカーの試合が入ることが多く、ホームのナイターゲームなら自分の試合の後に行けても、アウェイだとそういうわけにもいかないという、スケジュール的な問題が一番なのですが、我が家は07シーズンから毎年、SS席2席分のシーズンシートと年間スタジアム駐車券(総額20万円)を購入しており、ゴトー家の年間エスパルス予算はこれでほぼいっぱいいっぱいなので、アウェイ遠征にまでお金が回らないというのもある(^_^;)


でもね、毎年必ず思うんですよ。


「今年こそ、1回くらいはアウェイゲームを見に行こう!」と。


で、実は今回のこのアウェイ川崎戦に、本気で「行こうかな」…と思案しておりました。


私はエスパルス以外の選手やチームにはほとんど、というか、まったく興味がないんですが、なぜかフロンターレは割と好きだし、川崎のホームゲームは毎回ほんとにいろいろ工夫を凝らしたイベントをやっていて楽しそうなので、初めてアウェイに行くならフロンターレ戦がいいな…と思っていたのです。


…が、自分の試合等々、またもや諸事情により、初アウェイ観戦ならず。


こんなこと言うと怒られそうだけども、今年のうちに行っとかないと、来年は等々力に行く機会もないかもしれないのになーとか思って、空を見上げてちょっと泣いた(え



でもまあ、この日は静岡市の安倍川花火大会の日でしたので、「試合に勝って、勝利の花火を見る!」ってのも悪くないな…なんて思ってたんですがね(試合と花火と時間かぶってたけども)



ええ、ええ、いうまでもなく、「勝利の花火」にはなり得なかったわけでね。


うちのパパはすんごく花火が好きな人で、どこかで花火の音がしてると「え?どこ?どこ?」とソワソワしだすくらい花火好きなくせに、この日は、窓の外で花火の爆音が聞こえていても、(敗戦の)ショックのあまり、パパの耳には全然響いてなかった模様(^_^;)

ベランダに出るでもなく、なんかもう、廃人みたくなってました(汗)

さて、試合の方ですが、もう、なんというか、ここ数試合は、見てても「何がしたいんだかよくわかんない」という感想しかありません。

 



ゴトビさんの時には、ベースとなる「ゴトビさんの目指してるサッカー」の形がはっきりとあって、それと照らし合わせて今日の試合がどうだったか、途中それがうまくいかなくなった時にゴトビさんの打った手はどうだったか…という風に分析することができた。


でも、大榎さんになってからは、大榎さんがどういうサッカーをしたいのかいまいちよくわからない。

たまに勝てた試合で「あ、これが大榎さんのやりたいサッカーなんだね」と思っても、すぐ次の試合で人を変えた途端、全然違うサッカーになったりして、それでボロ負けたりして、なんだかもう、オカンレベルには全然わかりまへん…って感じになってる。

なんというか、プレシーズン中にやるべきことを、いまだにやっている感じ…。


ゴトビエスパルスの頃、試合中にやっていたことがうまくいかなくて失点して負けそうになった時、ゴトビさんがFWの枚数を増やして、あからさまに「点を取りに行けよ」ってメッセージを込めた采配をするところが大好きで、それで前がかりになりすぎて逆にやられて負けたとしても、それはそれでよかった。


さすがに今のエスパルスの状況ではそういう「賭け采配」は無理だろうけど、基本的に私は、こういう強気で大胆な采配をする監督がすごく好きなのだ。


交代カードは、もちろん選手が負傷した場合などのために使うという大事な理由もあるけど、目の前の試合の流れを変えるためのアイテムでもある。

そのカードを有効に使えるかどうかもまた、監督の力。

流れの悪い時間に交代で入った選手が点を取って大きく流れが変わったりすると、「この監督の采配当たってるなー」ってな評価になるわけで。


大榎さんの監督力に関しては「経験不足」というところが一番大きい気がするけど、「采配」になんのメッセージも読み取れない…というところが、個人的には一番気になっている。

まず、交代カードを切るタイミングが遅すぎると思う。

明らかに「流れを変えるべき」という時間帯で動かない。

なんでかなぁ…と思う。

ピッチに立ってる11人以外に、ベンチにせっかく7人いるわけだし、走れなくなってる選手がいたらすぐにでも変えればよいのにと思う。


ここ数試合では特に、エダが戻れなくなった後ろのスペースを狙われまくってる。

でも、ギリギリまでエダを下げない。

確かに、彼は攻撃では機能しているから、攻撃に転じた時に一仕事してくれるかもしれない…という期待はある。でも、エダの後ろのスペースを狙われまくられてたら攻撃どころじゃないし、ヤコさんの負担も増えて、ただでさえ心もとない守備陣がもっとバタバタになってしまう。


最近では、負け試合の後の監督のインタビューは見ないようにしているのだけど(いろいろ悲しくなるので)、川崎戦の後のインタで「なんで5枚で守らないのか?」と聞かれた大榎さんが「5枚いたと思いますけど…」的な返事をしたらしいことをネットでちらっと見た。


え?5バックが機能してると思ってたの?と、正直驚いた。


試合中、解説がヤコさんのポジショニングが悪い的なことを言ってて、「え?ヤコさんが悪いんじゃないよ、エダが戻れなくなってヤコさんの負担が増えちゃってるからじゃん!」と思ってたけど、そもそも解説の人は、うちが5バックじゃなく3バックで守ってると思ってたんですね?(^_^;)


攻撃に関しては、前節に続き今節もウタカが2ゴール決めてくれた。

この日、古巣との対戦でエスパルスデビューを果たしたテセさんも、積極的にシュートを打ちまくった。


それなのに、勝てない。


前半だけ見れば、エスパルスのシュート数は10本で川崎の7本を上回っているのに、後半になるとうちは2本しかシュートを打てていなくて、川崎には12本も打たれている。後半に、監督がこの悪い流れを断ち切れなかったことがよくわかる。


セカンドステージで少なくとも8勝しないとほぼ残留は無理らしいのに、まだ1つも勝ててない現状を見ると、ネガティブシンキングとかなんとかじゃなく、現実的に「もう無理かなぁ」と思ってしまう。


チームがこのまま迷走し続けていたら間違いなく降格だろうし、このトンネルを抜けないまま降格したら、J2でも勝てない気がしてる。降格すれば選手の出入りもまたいろいろあるだろうし、今のままの全てが同じ状況ではないのだろうけど。


なんというか、これが良いことはどうかはわからないけど、私はもうすでに、降格への覚悟は半分できている。それは、「こんなんじゃもう無理だし、落ちてもいいや」とかそういうヤケクソ的な気持ちではなく、「もし降格しても、その事実を受け止めよう」という覚悟だ。

もちろん、最後まで残留を信じて応援をするというのが大前提なんだけど。


大榎さんという人が嫌いなわけではないし、たかがミーハー主婦サポの分際で監督批判などするべきではないし、したくもないのだけど、今の状況を見たら、やはり大榎さんには「荷が重すぎた」と言わざるを得ないように感じてしまう。


昨年は、徳島が5試合を残してJ2への降格が決まり、2012シーズンには、札幌が7試合を残ししてJ1史上最速で降格を決めている。2010年にエスパルスに負けて降格が決まった湘南は、4試合を残して降格が決まり、最終成績は3勝24敗7分、勝ち点16だった。


現在、エスパルスは3勝6分12敗 勝ち点15


残りの13試合、一つ一つを死ぬ気で戦わないと、来年は本当にこの舞台には立てていないかもしれない。


上記に挙げたような、数試合を残して降格決定という事態だけは本当に避けたい。

去年のように、最終節までどうなるかわからないというのも相当に心臓に悪かったけれど、残りの数試合が「最後のJ1メモリアル試合」みたいになってしまうのはあまりにさびしい。


こういう、「降格決定」みたいな書き方をすると怒られるかもしれないけども、「まだあと13試合ある」のではなく「もうあと13試合しかない」のだから、次からの全ての試合に勝つ!!くらいの気持ちで臨まないと「降格」とはもう本当に隣り合わせなのだ。


…とか、厳しいことを書きつつも、一方では「もしかしたらここから劇的にチームが変わって奇跡的に残留できるかもしんない!」てな希望(夢?妄想?)もいまだに捨てずにいる。


サポが希望を捨てたら、チームが迷宮から脱出できなくなってしまうかもしれない…という思いも、私の中に残っているから。


だから最後まで希望は捨てない。