J1第13節は、アウェイで湘南ベルマーレと対戦したエスパルス。
結果は0-4の惨敗でした。

この試合の感想については省きます。途中から記憶にないからです(笑)
ちゃんと見てたけど、自動的に記憶が抹消された模様(え
試合中私の頭の中にはずっとこの言葉がぐるぐるしていました。

「刀折れ矢尽きる」(意味:物事に立ち向かう手段がなくなる。

というわけで、今日は、病んでる私の頭の中を整理する意味で、つらつらと今の思いを書いとこうと思います。つまり、愚痴ですのでご注意ください(笑) 
 

ベルマーレといえば、私の中で忘れられないのが、2010年11月のホーム日本平でのリーグ戦。

この試合の勝敗で湘南のJ2降格が決まる…という、ベルマーレにとっては大事な大事な一戦でした。
結局、エスパルスが5-0で完勝し、日本平で降格が決定した湘南ベルマーレ。

あのとき、試合が終わった瞬間、時が止まったかのようにスタジアム全体が静まり返った気がしました。目の前の結果を受け止められずに、呆然と立ち尽くすベルマーレのサポさんたちの姿は、今も心に焼き付いている。

この時の自分のブログ記事を読み返してみました。
そして泣きました。
この記事に書いてある湘南サポさんの様子が、数ヶ月後の自分たちのことのように思えてきて、胸が苦しくなって泣きました。
昔の自分が書いた記事で泣くとか、超恥ずかしいな!オレ!と思ったけど、泣きました(えー



記事冒頭には、健太監督解任が決まったと書かれ、そのあとに、多くの主力選手がエスパルスを去ることになったという事実に対する、自分の気持ちが書かれていました。

この時の私が、辛くて悲しくて、今後のエスパルスのことが心配で心配でたまらなかったのは確かに事実なんですけど、タイムマシンがあったらこの時に戻って、「こんなの序の口やで」と教えてやりたいです(え
この時の辛さなんて、今の辛さに比べたら全然たいしたことなくね?
…って、自分のブログに自分で反論したい気持ちになりました。

エスパルスを応援するようになってまだたった9年目の私の中で、個人的にこれまで一番辛かった思い出は、健太解任と同時に主力のほとんどがチームを去ってしまったこの年だったのですが、去年ゴトビさんが解任されてから今日までの、忍耐に忍耐を重ねて応援を続けている今のこの状況に比べたら、あのころの心のケガの具合はまだまだ軽傷だった気がします。

正直、ゴトビさんがチームを去った日から、私の心はずっと曇っていて、その曇りを拭い去ろうと努力はしているし、スタジアムで選手たちの良いプレーや笑顔をみれた時は、「そんなのもうどうでもいいや!前を向かなきゃ!」と素直に思える。

ゴトビさんのサッカー哲学が好きで、ゴトビさんが監督をしている間は、負けてもスタジアムに行くのが楽しかった。でも、私はエスパルスが好きなのであって、そんな、私の好きなチームに来てくれたからこそ、ゴトビさんも好きなのであって、チームがゴトビさんを解任したのであれば、それはしょうがない。

…と、自分に言い聞かせてきた。今までずっと。

だけど、あの時から私の心の中には、クラブに対する不満というか、不信感というか、なにかよくわからないネガティブな思いが心の奥の奥の奥の方にあって、もうずっと、自分でそれを隠そうと必死になっている。


話はちょっとそれるけど、ここにもなんども書いている通り、私はもともと海外サッカーから見始めた。
生まれて初めてちゃんと見たサッカーの試合が、バルセロナとレアル・マドリーの伝統の一戦「クラシコ」で、そこで初めて、18歳か19歳くらいだったメッシを見たのだ。
クラシコという大舞台でニコニコ笑って楽しそうにハットトリックを決めたメッシを見て、たちまちメッシの、バルサの虜になった。

バルサのおかげで一気にサッカーにはまり、スカパーのサッカーセットやWOWOWに加入して、週末にテレビで観れる試合はできる限り全部見た。
その流れで、エスパルスの試合も見るようになったんだけど、正直このころは、「Jリーグはやっぱレベルが低い。ゲームスピードが遅いし、選手はみんなあたり弱くて転んでばっかりいるし、退屈」と思っていた。
それでも、地元のチームということでエスパルスの試合は毎試合みていたけど、このころの自分の中での優先順位は、バルサ>>>>>>>エスパルスだった。

だけど、それから数年後、私はバルサに飽きてしまう。
バルサのレジェンド、ペップ・グアルディオラが、6冠を達成した最強バルサの時代に、なぜか私はバルサの試合にときめきを感じなくなっていた。
バルサが強すぎたからだ。どこが相手でも負ける気がしないから、観ていて全然ヒヤヒヤしない。

スティーブン・セガールの「暴走沈黙シリーズ(←間違いご指摘いただきまして(笑)」という、すんごいたくさんの敵vsスティーブン・セガール1人で戦うのに絶対負けないっていう、ドキドキもヒヤヒヤもしないアクション映画が昔あったけど、バルサの試合も、私の中である意味そんな感じになっていた(笑)

好きなチームが強かったら普通、嬉しいものである。
だけど私の中では、「まあ、ビッククラブでお金あるし、他のチームからひょいひょい強い選手連れてこれるし、そりゃ強いわな」なんてことを思うようになり、そしたらなんだか、一気にバルサに対する熱が冷めてしまった。

つまり、何を言いたいのかといえば、私はバルサがやってたサッカーが好きだっただけで、バルサというクラブを愛してたわけではないんだな…ということ。
サッカーの戦術には流行があるし、対策されたり、選手が入れ替われば微妙に内容は変わっていく。
たったそれだけのことで、バルサというチームにワクワクしなくなってしまったのだ。

だけど、一方で、エスパルスに対しては違う。
常々、「面白いサッカーが見れればそれでいい」と言っているけれど、バルサの時のように「やってるサッカー」で好きになったチームではないから、どんなサッカーしようが、多分この先一生、「エスパルスのサッカーに飽きた」ってなることはないと思う。そもそも、「エスパルスのサッカー」と言えるような、確固たる形が今あるわけでもないしね。

エスパルスの試合をスタジアムに観に行くようになって、今まで感じたことのなかったような「地元愛」をそこに感じた。地元に根付いたチームをみんなで応援する感覚。これは、バルサを見ていたときには知ることのできなかった感覚だ。
世界最高峰の選手たちの質の高い試合は見ていて面白いけれど、バルサは「私のチーム」という感覚ではなかった。
でも、エスパルスは、初めてスタジアムに行ったその日からすんなりと「私のチーム」だった。
そんなわけで、気づいたら、エスパルスが自分にとって一番大切でかけがえのないチームとなっていた。

だけどいま、その、自分にとって一番大切なチームを信じられなくなっている。

今さら蒸し返してもどうにもならないとわかっていても、ゴトビさんがチームを変えようとしたあの時に、クラブと選手とゴトビさんと、それからサポも、気持ちが通じあってクラブが変われていたら、今の状況も全然違ったんじゃないか…とか、そんな、意味のないことばかりを考えてしまう。

静岡という土地柄、サッカーに対して思い入れの強い人がとても多い。
そして、頭の固い、古い考えの人が多い。
私は静岡で生まれて静岡で育った生粋の静岡人だけど、サッカーに関わるようになったのはまだたった9年だから、サッカー界では新参者だ。エスパルスと関係ないところの、自分や、これまでの子供たちのサッカー関係者を見ていても、「女がサッカーに口を出すな」とか、「にわかが偉そうなこというな」とか、そういう考え方をする人たちがとても多かった。新しいものを拒む人が多かった。
その頃はまだエスパルスにはあまり興味がなかった頃だけど、こういう状況を目の当たりにして「こういう人たちが静岡サッカーを引っ張っていってるようじゃ、静岡のサッカーはもうあまり伸びないだろうな」と感じたことを覚えている。

世の中のありとあらゆるものが日々進化していて、それはサッカーの世界でも同じだと思う。
選手の技術だって、サッカーの戦術だって、日々変化して、進化している。
過去の栄光にしがみついて変わることを拒んでいたら、衰退していくだけなのだ。
それは、クラブを運営する人たちも、指導者も、選手もサポもみんな同じ。
どんな職業でも、常に変わる環境に適応していかなければいけないし、 どんな職業だろうが日々どんどん変化して、進化している。
それを学んで、対応していかなければならない。
 

でも、変わることを恐れる人が、新しいものを拒む人が、クラブの幹部の中に一人でもいたら?…という不安が、昨年からずっと頭の中にある。

社長が変わったし、体制も少しずつ変化はしているから、私の不安は考えすぎなだけなのかもしれないけど、ゴトビさんとのいろいろな確執を聞くにつれ、今まで自分が見てきた「頭の固いサッカーオヤジたち」のことを思い出しては、「プロスポーツクラブなのに、少年団の運営の延長みたいなだ」と感じたことを思うと、この先のことが不安でたまらなくなる。

誰かがTwitterで「J2に落ちることがみっともないから嫌なのではなく、落ちたら戻ってこれないような気がして怖い」と書いていた。私も全く同じ気持ちだ。
正直、J2の試合を見ていても、今のエスパルスはどこにも勝てる気がしない。
J2はJ1に比べてあたりが激しく、気持ちの入った試合が多くて、見ている分にはとても面白い。
例えて言えば、J2のサッカーはスピード感があってあたりも激しいプレミアリーグで、J1はテクニカルな選手やプレーが多いリーガ・エスパニョーラといった感じだ(私の中でね)
エスパルスがJ2に降格したとして、今の試合を見ていたら、運動量でも激しさでも対等に戦えるところがないような気がして怖い。ひたすら怖い。

ただ、そんな風に感じる一方で、「一度落ちてみればいい」という気持ちも、実は少しある。

こんなことを書いたらものすごく怒られそうだけど、個人的に「王国の誇り」とか「サッカー王国」という言葉が好きではない。この言葉の呪縛にかかってる人がいる気がしてしょうがない。
一度J2に落ちて、一から立て直すこともまた新しい歴史の始まりになるのかもしれない…と、ちょっとだけ思う。
ちょっとだけ…っていうのは、できればそんな苦しい思いをせずに立て直せればいいな…ってことなんだけど。

ベルマーレが降格した時の記事の最後は、こんな文章で結んであった。

「チームが大変な時も一生懸命応援して支えて行く。
それがサポだから、来年がどうなろうと変わらず全力でエスパルスを応援して行こう…と思った私だったのでした。」

今私の頭の中はいろんな思いでぐちゃぐちゃだけど、この時のこの気持ちは、やっぱり今も変わらない。

いろんなことを考えたって、私にできることはたった一つだけ。


ただ、応援することだけなのだ。