今シーズンも残すところあと4試合となりました。

ホームにおいては、11/22の名古屋グランパス戦と、12/6の運命の最終節甲府戦を残すのみ。


日本代表の「絶対に負けられない戦い」よりももっともっと「絶対に負けられない、負けちゃいけない戦い」が続く中、昨日の広島戦では痛い痛い、痛過ぎる黒星を喫したエスパルスだったのでした…。


ここ最近はなんかもう、どこと当たろうが「勝てる気がしない」というのが正直なところでして、ぶっちゃけ昨日も「負けるんだろうなぁ」という超弱気な感じでスタジアムに向かいました。


こういうこと言うと「選手に失礼」とか「サポが弱気になってどうするんだ」とお叱りを受けそうですけども、実際今の順位を見ると18チーム中16位ですからね。どこと当たっても勝てそうな気がしなくてもしょうがないじゃん…と思うわけで(笑)


だからって別に、エスパルスを、選手たちを批判するつもりもないし、残留をあきらめたわけでもない。

ただ、ここまで来るともう「頑張ればなんとかなるよ!頑張れ!!」って状況でもないので、どうしても目の前の現実を見て、精神論ではなく現実的にどうしたら良いか?という方に考えが行ってしまう。

でも私はプロの選手でも指導者でもないので、良い解決策なんか当然思い浮かぶはずもなく、結果、ネガティブなツィートになってしまうのです。

大榎監督になってからは、ずーっとコレの繰り返し。

とても心が疲れます。


でも、ただのサポの私がこんだけ心が疲れるんだから、監督やクラブのスタッフや、ましてや選手たちはもっともっと重い重いものを抱えながら、身も心もきっとボロボロになる寸前の状態で戦ってるんだろう…って、最終的にそういう考えに至る。

そして私は思うのです。

私には応援以外に何もできない。だから応援しなくちゃ…って。



そんな、色々な思いを胸に抱えながら向かった昨日の日本平。

相手はサンフレッチェ広島。

ここ数試合はもう、相手チームが今好調だとか、うちのチームとの相性だとか、どんな選手がいるだとか、そういうことを考える気にすらなれない。そんな余裕もない。

ただただ、「今日は良いエスパルスでありますように…」と祈ってスタジアムに向かいます。

シーズン終盤に来るとそれぞれのチームのそのときの順位によっても選手のモチベが違って来るので、当たり前に分析しても外れることが多いしね(笑)


だから昨日も、「広島には勝てなそうだなぁ」と漠然と思いながらも、ただひたすら「良いエスパルスでありますように…」とそればっかりを考えてた。


立ち上がりは悪くなかった。

前節新潟に勝ったときと同じような入り方ができたと思う。

前節途中出場してなかなか良い仕事してた息吹が、今節はスタメンで入ってた。

確かに前節、息吹と河井のコンビネーションは良かったし、息吹とミッツ(六平)は大学時代に日本代表でも一緒に中盤をやってるから、息吹、ミッツ、河井で面白い攻撃を見せてくれるんじゃないかな…とちょっとワクワクした。


ちなみに息吹、ミッツは、毎年静岡で行われるSBS国際ユースサッカーの2010年大会にU19日本代表として揃って選出されていて、この年は日本代表がスペイン代表、ガーナ代表、静岡ユースを下して優勝している。

当時の日本代表のメンバー表はこちら 


この時のスペイン代表には、先週土曜日のクラシコ(レアル・マドリーvsFCバルセロナ)で大活躍したマドリーのイスコ(当時はバレンシア所属)やDFのカルバハル、バルサのセルジ・ロベルトのほか、今季マドリーからユーヴェに移籍したFWモラタ、バルサのカンテラーノ(ユース出身)で現在イングランドのストーク・シティでプレーしているDFのムニエサなど、錚々たるメンバーが揃っていた。


この大会のとき、私はスペイン代表と静岡ユース目当てで3日間観戦に通ったけど、日本代表の試合でミッツと息吹を見て「良いボランチだなぁ。でもああいう良い選手はエスパルスには来てくれないだろうなぁ」なんて漠然と思っていたことを覚えてる。

その2人がまさか揃ってエスパルスに来てくれるとは!!(笑)

このときの代表メンバーには高木トシも招集されていたんだけど、ケガで結局来なかった。


そんな二人のうち、ミッツは今季完全にレギュラーポジションを獲得して毎試合出場しているけど、息吹は先日の新潟戦の途中出場がリーグ戦デビューとなった。

中盤はだぶついてる感もあるしなかなかチャンスがなかったけど、やっと当時の日本代表ダブルボランチを日本平で見られる時が来たと思ってワクワクした。そして、前節の仕事を評価されてか、今節は先発で出場。息吹、良かったね…って、母さん泣きそうでした(でた!母さん!


ただ、そんな息吹に対して周りの評価は厳しかった。

私の後ろに座ってたおじさんなんか、息吹見て「誰だあの若いのは?こんな大事な時にあんな経験もないような新人使うなんて」と吐き捨てるように言ってた。「経験は十分あるだろ。世代の代表だったんだぞ。スペイン代表に勝ったんだぞ!」と言いたい気持ちを抑えてただただピッチの選手たちを見守る私。


個人的には息吹は悪くなかったと思う。

中盤でよく走っていたし、相手へのプレスもさぼらず、自分がボールを失ったりパスミスしたりしたときも必死で取り返しに行く姿勢が見られて「息吹、気持ち入ってるな」と思った。


ただ、周りから聞こえて来るのは「判断が遅い」「切り替えが遅い」「隙がある」等々、息吹に対する厳しい言葉…。


そうかなぁ…。個人的には息吹はすごく良いなぁと思ったんだけど…。


判断が遅い…という点においては息吹に限らずだと思ったし、それはうちの選手たちの判断力云々もかもしれないけど、それ以前に広島の守備固めに苦しめられていたというのが一番大きな理由だったと思う。


私の席の近くに、異常にバックパスを嫌うおばさんがいて、昨日もそのおばさんはずーーーーっと「なんでバックパスばっかなの?攻める気ないの?何がしたいの?」と怒ってたんだけど、バックパスする中盤の選手が悪いんじゃなくて、動きの足りない前線の選手のせいだよ…と言ってやりたかった。広島は引き気味でファイブバックみたいな形で守っててなかなかスペースもないし、前線の選手も確かに動きにくかっただろうとは思う。だからって、中盤の選手だって一か八かみたいなパスは出せない。

広島の一発のカウンターが恐いし、実際昨日だって、それでやられてしまった。


前半はまあ、後ろでボール回しながらも狙いどころを定めて前にボール入れ、途中からスピードアップして攻撃に持ち込むという展開が見られたけど、確かに後半は「ただ後ろでボールを回すしかない状況に追い込まれている」という感じのボール回しになってる感はあった。ああなると見てる方がヤキモキするのもしょうがないとは思う。


でもね、後ろでボール回すのにだって色々意味があるのですよ。

時間帯やそのときのスコアによっては、ボールをつないで時間を稼ぐと言う意味で後ろでできるだけボールを回すことも必要だし、昨日みたいに攻めあぐねて選手たちの足が止まっているときも、一度後ろに戻してリセットすることも大事。


「弱気なバックパス」は確かにたまにある。

マッチアップで何度も負けてると、プレスに来られただけでビビって後ろにボールを戻しちゃうなんてことも確かにあるけどね。

昔のタイスケが結構そういうとこあって、ボランチで敵の攻撃の芽を摘むのはうまいんだけどビルドアップができない。

攻撃時にタイスケにボールが渡ると、前に出せる場面でも横パスかバックパスに逃げる。

あのときは確かに「おい、それ戻すなよ」って思ったりもしたけど、昨日の場合はそれとはまた違ってたと思う。

とにかく広島の方が上手だった…という感じ。


特に後半はもう、広島は省エネのまま軽く流しながらやってるようにさえ見えた。

それに比べてうちの子たちは必死。

それがまた、余計に「空回り感」を感じさせて切なかった。

みんな頑張ってるんだよ、がむしゃらにやってるのが見て取れるんだよ。でも同時に、それが全然通用しない感じも明らかで、試合を見ながら漠然とJ2への入り口がもうすぐそこに迫ってるのを感じてしまった。

弱気…と言われても仕方ない。そりゃ弱気にもなるよ…と開き直りたい(笑)

だって、昨日の広島とうちの戦いに、それくらいの差を感じてしまったんだから。

これこそまさに「頑張ればなんとかなるってもんじゃない」って状況。


覚悟はできている。

例えJ2に落ちたって今まで通りシーズンシート買って日本平に通うつもりでいるし、J1のエスパルスじゃなきゃ応援しない!なんて気持ちはこれっぽっちもない。

でも、当たり前だけど落ちない方がいいに決まってる。

泥臭く、ギリギリのところで踏ん張って、なんとか残留して欲しいと思う。


正直今のままでは、もし残留できても来シーズンは開幕からずっとこういう厳しい状況が続くかもしれない…と思う。

この精神状態でワンシーズンずっと応援しなきゃならないかもしれない…という、サイアクの状況を想像すると正直恐い。

でも、それでもサポやめれないんだから、苦しくて辛くて「もうこんなのいやだー」って思ったってサポはやめないんだから、耐えるしかないし、乗り越えるしかないよね。


だから残り4戦、何も考えずただピッチの選手に声援を送り続けたいと思う。無心に。


みんな!おらに元気をわけてくれ!

いや、おらじゃなくて、エスパルスに!!

集めた元気で元気玉を作って、残り4節、エスパルスを盛り上げよう!


おっす!おらゴトー!(なんのこっちゃ



なんかわけのわらないテンションになってきたので、ここらへんで締めさせていただきます(笑)