お久しぶりです。
ブログ放置常習犯のゴトーです。
ブログにスポンサー広告が出たのでそろそろ更新します(え

というのは、半分冗談ですが、半分本気です(笑)
書くことがない時は無理して書かないことにしていて、書きたいことが頭の中にあふれてきた時だけ書くようにしています。
なんか、こんな風に言うと売れっ子の小説家か何かみたいでかっけえな(←勘違い)

サッカーにハマったばかりの頃はとにかく見る試合、見る選手すべてに驚いたり感動したりして、書いても書いても次から次へと書きたいことがあふれてきたんですけども、その時にすべて出し尽くしてしまったかのように最近私の心の泉は枯渇気味なようでして(というか、めんどくさいだけ)

しかしながら、お盆休み中は毎年静岡で開催されるSBS国際ユースサッカー大会を3日間通しで見に行ったり、この週末には待ちに待ったイングランドプレミアリーグやリーガ・エスパニョーラも開幕したので、これからもう少し真面目にブログを更新していこうかな…とちょっとだけ思っています。ちょっとだけね。


お盆休み中、SBS国際ユースサッカーでは、U18日本代表、静岡ユース選抜、U18ロシア代表、U17ウルグアイ代表の4チームによる総当たり戦が3日間に渡って行われ、全6試合全てを現地で観戦しました。

SBS国際ユースサッカーは2010年にスペイン代表チームが参加した時に初めて見に行き、その翌年のエスパルスの石毛くんらが活躍した大会は見に行けなかったのですが、加賀美くんが出場した去年の大会も3日間観戦し、今回が3度目になります。

特に、今シーズンはエスパルスユースの試合にマメに足を運んでることもあり、日本代表に選ばれていたエスパルスユースのGK高木和くん、エスパルストップチームのDF三浦弦太くん、強化指定選手で来季のエスパルス入りが内定しているJFAアカデミーの金子くん、静岡ユース選抜では、エスパルスユースのDF鈴木準弥くん、MF宮本航汰くん、MF柳沢拓弥くん、MF鈴木大くんなど、見たい選手が盛りだくさんの大会でした。
残念だったのは、静岡ユース選抜に出場するはずだったエスパルスユースの北川航也くんが、大会直前にU17日本代表のチェコ遠征に招集されてSBS杯に出場できなかったこと。
直前のクラブユース選手権でエスパルスユースは3位という成績をおさめ、エースの北川くんは得点王を獲得する大活躍だったので、SBS杯で彼の活躍を3日間見れるのをとてもとても楽しみにしていました。
でもまあ、彼はまだ高2なので来年の大会で見れるかもしれないし、静岡代表でなく日本代表に選ばれたんだから喜ばしいことなんですけどね。

結果は日本代表が3戦全勝で優勝。静岡選抜は、ウルグアイ、ロシアには勝ったものの、日本代表に0-1で負けて2位となりました。
ウルグアイ、ロシアは2敗同士で対決した試合を1-1で終了し、PK戦の末ロシアが5-4で勝って3位。
ウルグアイは残念ながら全敗で4位で大会を終了しました。

ただ、ウルグアイは大会パンフレットには「U18」と書いてありましたが、生年月日を見ると全員一つ下のU17世代のようでした。しかしながら南米っぽいパワフルなごりごりサッカーを展開していて、その迫力はとても一つ下の世代には見えず、勢いがあって面白いサッカーをしてました。
日本代表や静岡ユースは足下の技術が高い選手が多く、止めて蹴るという基本動作の技術やパスの精度も高くて組織的なサッカーをしているのですが、ウルグアイは完全に「個の力」の割合が多いサッカーを展開してました。
バイタルエリア付近でボールを持ったら人に預けずに自分でゴリゴリドリブルで運んで、相手が寄せてこようが無理矢理シュートまで行ってしまう選手が多い。
それは一見、戦術のない幼稚なサッカーに見えるんですけど、見ているうちに、「もしかしてウルグアイは育成世代からずっとこういう形でやってるからこそ、フォルランやスアレスのような強いサッカー選手が出て来るんじゃないかな?」という風にも思えて来るわけです。

日本代表や静岡ユースのように、ワンタッチでパスをつなぎながら組織的に崩していくサッカーは、バルサやアーセナルのサッカーのようで美しいし楽しい。
でも、組織的なサッカーというのは、相手の守備がそれにがっちりハマる守り方をしてくるとなかなか崩せなくなるし、そうなったとき、ウルグアイの選手のようにゴリゴリ自分で突破できる選手がいないと結局打つ手がなくなってしまいます。
サッカーの戦術は1つではないし、ウルグアイのように「個の力」で闘うというのも一つの手であり、そして、特にユース世代にこういうサッカーをしてきた選手は、その後どこに行っても自分のスタイルをつらぬくサッカーをできるようになるんじゃないかなぁと思いました。

もちろん、日本のような組織的なサッカーが悪いと言ってるわけではなく、体の大きさ、ゴツさなどを考えると日本人がフィジカル重視のサッカーで海外のチームと勝負するのにはムリがあるし、そもそも「控えめが良し」とされる日本人の性格的な部分を見ても、ウルグアイ人のように「俺が!俺が!!」的なプレーをする我が強い、メンタルが強い選手というのはなかなかいませんから、今日本人がやってるサッカーはフィジカル、メンタルなどトータルで見て日本人に合ってるサッカーなんだろうなとは思いますけどね。

ロシアは、引いて守ってボール奪ったらカウンターという形が多かったけど、組織的にパスで崩したりする場面も多かった。
両サイドには足の速い選手がいて、攻撃時はスピード勝負のカウンターが武器といった感じでしたけど、とにかく日本のこの湿度の高い気候に参ってる感じで、毎試合、最初の20分くらいでバテバテになってるように見えました。まあ、そりゃそうですよね(笑)
この大会一番のお楽しみは日本代表vs静岡ユースの試合だったんですけど、どちらにもエスパルス関係の選手がいるだけに、どちらを応援して良いものやら…と、試合前まで悩んでいました。…が、試合が始まってみたら、無意識のうちに日本代表にメラメラと闘志を燃やし、全力で静岡ユースを応援する私がいました。
やっぱ静岡っ子だわー、私(笑)
来季エスパルスへの入団が内定しているJFAアカデミーの金子くんはこの大会で最優秀選手賞を受賞する大活躍だったんですけども、前日までその金子くんの活躍見て胸を躍らせていたにも関わらず、最終日の直接対決では、無意識のうちに「金子くんに仕事させるなよー!金子くんだけは止めろよー!!!」と思いながら見ている私がいました(笑)

というのも、エスパルスユースの子たちにとっては、金子くんは今現在はまだプレミアリーグでのライバルですから。
U18プレミアリーグでエスパルスユースがJFAアカデミーと対戦した時には、金子くん本人の得点こそなかったものの、彼の巧みなドリにかき回され、オフザボールの動きに惑わされて相当苦戦させられました。
前半を2-0で折り返していながら、後半3失点して逆転負けという悔し過ぎる内容の試合だったので、ユースっ子を母心的に応援してる私としては、「あの時の借りを返しておやりなさい!!」という心の母の叫びが勝手に全面に出てしまったのです(笑)

この大会は得失点差は関係なく、勝ち点が同じチームが引き分けた場合はPK戦で勝敗が決まるとのことで、静岡ユースはどちらかというと引き分け狙いだったのか、かなり守備的に試合を進めていましたね。静岡ユースの中心となってゲームメイクしていたジュビロユースの梅村くんが前日の試合で2枚目イエローで退場となり、最終日のこの試合に出場できなかったのがかなり響いてる感じでした。
金子くんには本来DF登録の選手がボランチに入ってピッタリマンマークし、そこを抜かれても他の選手のフォローも早く、この試合では金子くんはなかなか仕事をさせてもらていませんでした。
前半を「静岡ユースが守り切った」という感じで0-0で終了し、後半も静岡ユースは攻められる時間帯が多かったものの、前がかりになってる日本代表のスキをついて前線までボールを運べるチャンスもありました。
ただ、守備に重きを置いてるため攻撃にかける人数が少なすぎて、なかなかフィニッシュまで行けず。
たらればだけど、それ見て「ああー、航也がいたらなぁ」と思ってしまった(笑)
実際、「梅村くんと航也がいたら静岡ユースが勝ってたかもしれないなー」と思ってしまった静岡びいきな私でした(笑)

静岡ユースは試合終了間際まで必死でゴールを守りましたけど、残り数分という所で日本代表の川辺くんにゴールを決められて、0-1で負けてしまいました。
惜しかったー。でも、どちらのチームも全力出し切ってとても良い試合だったので面白かったです。悔しいけど(笑)
でも、最優秀選手賞を金子くんが穫ったことはやはり嬉しかったです。
トップの試合ではまだなかなか出場機会のない弦太のプレーも3日間たっぷり見れたし、ユースGKの高木和くんは立派に日本代表レベルのGKっぷりを見せてくれました。

静岡ユースに関しても、エスパルスユースでもキャプテンを務めるDF準弥くんが静岡ユースのキャプテンとしてチームをまとめ、3日間落ち着いた頼もしい守備を見せてくれました。
初日と2日目は主に攻撃の武器としてサイドハーフで出場していた拓弥くんは、最終日にはSBで出場して金子くんとマッチアップするなど、普段のユースでのプレーとは違った面が見れて面白かった。拓弥くんのSBはアリだなぁと思いました。
エスパルスユースの丸山くんも面白くて良いSBですけど。

航汰くん、大くんは出番は少なかったですけど、彼らはまだ来年があるので、来年静岡ユースの中心となってチームを引っ張っていくような存在になって欲しいですね。
そして、来年こそは、SBSで航也をみたいなぁ(笑)


この大会では、初めて見に行った2010年の大会で、バルサのカンテラ(下部組織)の選手を目当てに行ったのにバルサの選手以上に私のハートをわしづかみにした選手がいまして、それが、今季からスペインの強豪レアル・マドリードに移籍した「イスコ」という選手なんですね。
当時彼はスペインのバレンシアCF(←私の大好きな)の下部組織にいたんですが、この大会で彼を見るまで名前すら聞いたことがなかった選手でした。
それが、試合で彼のプレーを見た瞬間、「ビビビッ!!!」と来てしまったんですね(笑)中盤でパスを散らしつつ、自分も2列目から前線に顔を出して攻撃参加する。そして、巧みなドリで相手を交わし、どこからでもゴールを狙う姿勢。
もうまさしく、私の大好物な感じのプレースタイル!!(笑)
ということで、この大会ではバルサのカンテラなんてそっちのけで、3日間ずっとイスコだけを目で追っていた私だったのです(笑)
そんなイスコはこの大会のすぐ後にバレンシアのトップチームに昇格したのですが、すぐに自分の地元のチームであるマラガに移籍。
マラガでの活躍で彼は一躍注目選手となって、今季、とうとうレアル・マドリードの選手となりました。

なんか、胸熱です。私はただ、偶然この大会で若き日のイスコを見ただけなのに、まるで我が子の成長を見守ってきたお母さんのような気分になってます(またお母さんかよ)
今私は、エスパルス以外ではバレンシアが大好きなので、イスコにはできればバレンシアの中心選手になってほしかったけど、バレンシアは貧困クラブなので良い選手はなかなかチームに留め置くことができないのです(某エスパルスのように)←某の意味がない


こんな風に、ユースの大会を見ると、プロの試合とはまた違った視点からサッカーを楽しむことができます。
今回の大会でも、ウルグアイではポストスアレス、ポストフォルランを探し、ロシアではポストアルシャビンを探し、選手の所属チームを調べては、「スパルタクモスクワってことは、バレンシアから移籍したティノたんと一緒にやってるのかなぁ」とか、そんなことも考えながら試合を見ました。
この大会に参加してる選手たちの中で、数年後にどこかで大活躍をする選手がいるかもしれない…と思いながら試合を見るのはワクワクします。
サッカー観るのは好きだけど、ユースのサッカーは見たことがないという方は、チャンスがあれば一度観てみることをお薦めします。金の卵的な選手を探すのも楽しいし、目をつけた選手が数年後にビッグになったときには、「オレはもう数年前に彼の能力を見抜いてたんだぜ!」とドヤ顔で言いましょう(←イヤなやつだ(笑)


てなわけで(?)、そんな今年の国際ユースサッカー大会も終了しました。

これが終わると「夏も終わりだなぁ」と思いますが、実際はまだまだ暑い日が続きますのでみなさん、ご自愛くださいませ(笑)

エスパルスの試合や、バレンシアの開幕戦については、気が向いたら更新します(え