1月中旬から始まったママさんサッカーのトーナメント大会が、先週金曜日の祝日に終了。私たちのチームは準決勝に勝って決勝にすすみましたが、惜しくも破れ、準優勝に終わりました。

そんな準決勝と決勝の試合についてさくっと書いとこうと思います。

このトーナメント大会は、ママさんリーグに登録している全14チームの勝ち抜き戦で行われるのですが、私たちのチームは初戦を2-2、2回戦を0-0のドローで、いずれもPKで勝ち抜けました。

ここまでの試合は中学校の土グランドで平日の夜に行われていましたが、準決勝からは場所を蛇塚グランド(以前エスパルスの練習場にも使われていた芝グランド)に移し、11日の祝日を使って行われました。

蛇塚と言えば思い出すのは、一昨年の11月。
私たちがママさんチームとして初めての公式大会に参加した場所です。
相手は清水地区のチームからうまい人たちばかりが集まった選抜チーム。
一方の私たちは、経験者がほぼ0の全員ど素人というメンバーで挑み、0-16(←くらい。覚えてないレベルの大量失点)で負けたのでした(汗)

そのとき私は、悔しくて悔しくて、試合終了の笛と同時に嗚咽をもらして泣きました。
スコアを見てもわかるように、誰の目から見ても天と地ほどのレベルの差があって、勝てないのなんて当たり前…ってことも試合に出る前からわかっていたはずなのに、悔しくて悔しくて涙が止まらなかった。
相手チームの人たちだけでなく、同じチームのメンバーたちでさえも「なんでゴトーさん泣いてるの?」って顔して私を見てたけど、なぜだか私は悔しくて悔しくてたまらなかった。全然同じ土俵に上がれてないってわかってても悔しくて涙が止まらなかった。

そんな、悔しい思いがいっぱい残ってる場所が今回の準決勝、決勝の会場ということで、個人的には、あの時からもっと成長した自分と、もっともっと成長したチームを周りに見せたかった。
そんな強い思いがあったのでした。


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しかしながら、当日は朝から雨。
しかも、結構本降りの冷たーい雨(汗)
正月明けからずーっと快晴が続いてたのに、なんでこの日だけ雨なのよ(涙)…と若干テンション下がりつつも、ママさんサッカーと言えど「雨だから中止ー」とかないので、決勝まで勝ち進んだ時のことを考え、ファーストユニ、セカンドユニと、2回分の着替えと言う大量の荷物を持って会場に向かいました。

準決勝の相手は、昨年のカップ戦の決勝で敗れたチーム。
その後のリーグ戦でも勝てなかった相手です。
と言うわけで、正直、全然勝てる気はしなかった(汗)
もちろん勝って決勝に行きたい気持ちも強かったけど、相手チームには0-16で負けたあの時の選抜チームにいたうまい選手もいるし、これまでの2戦で私は相手のCBにことごとくつぶされていてほとんどシュートまで行けていなかったのです。
だから多分、相手は相手で私たちに「勝てる」って思ってたと思う。

ところが、意外にも試合が始まってみたら、うちの方がすんなり相手のゴール前までボールを運べる場面が多かった。
というのも、この日は、これまでの平日の試合には参加できなかったコーチ(兼トップチーム選手)が参加してくれて、中盤がかなり強力に補強されていたからです。
真ん中に監督、トップチームからの助っ人Yさんに加え、コーチと3人の強力な選手が並んだため、選抜チームの選手がいる相手チームとも十分戦える戦力になっていました。

そして、この強力な3人に相手が引きつけられたためか、私はFWで割と自由に動けていました。前回対戦の時のような窮屈なマークはあまり感じず、中盤でボール持った味方からゴール前でパス受けても、いつもより楽にターンして前が向けました。

てなわけで、試合開始早々に1本、流れの中からシュートまで行き、このシュートは距離が遠かったのとシュート自体も弱かったので相手に取られてしまいましたが、自分の中では早い時間帯に良いイメージができました。
これ1本打ったことで、ゴールへの意識が自分の中ですごく高まった。

そして前半も半分を過ぎたころだったでしょうか、正直、自分ではその場面を明確に覚えてないんですけども(笑)、確か中盤のYさん(か監督?)から縦にスルーパスが出て、それに走り込んでドリブルからシュート(だったと思う)
これがゴールの右に決まり、先制点をゲットしました!!
ゴトー、やっと、やっと、この大会初、そして、2011年初のゴールゲットです(笑)
FWってやっぱ点取れないと追いつめられますからね。
とりあえず1点取ってホッとした(笑)

これで割と勢いに乗って、この後も結構うちが攻める時間帯が長かった。
前回対戦では相手のDF陣がボール奪った後にどーーーんと前線に出すロングボールと、中盤からガンガン打って来るミドルシュートに苦しめられましたけども、この日は雨のせいか相手のロングボールは飛距離が伸びず、あまり脅威には感じませんでした。

そして、前半のうちにうちがもう一点取ってスコアは2-0に。
右サイドからのクロスがゴール正面に走り込んでたアタシの頭の上を通り越し、ハッと後ろを振り返ると、そこにはドフリーの味方が!!
思わず「自分で打て!!自分で打て!!!!」って大声で叫んでました(笑)
これを彼女が押し込んで2点目ゲット。
2-0で前半を折り返します。

後半のキックオフ前、主審をやっていた他チームの監督さんから、「ゴトーさん、トラップとか動きだしとか、ボールのもらい方がホントにうまくなったね」とお褒めの言葉をいただきました。
この言葉は本当にうれしかった。まさにこの大会で自分が見せたいと思っていたことだもの。地道に練習続ければ絶対成長する…って信じてずっと頑張って来たけど、時々「ホントにうまくなってるのかな」って気持ちが折れそうになるんですよ。だから、こんな風に他の人から(しかも他チームの監督さんから)ほめてもらえると本当に励みになる。

てなわけでさらにモチベは上がり、後半のセットプレー時、高く上がったコーチのCKを相手GKがハンブルしたところを、ゴールポストの下で待ってたアタシが肩で押し込んで3点目ゲットです!!!

てなわけで、これまで勝てなかった相手を3-0で下し、決勝に進出しました。
まあ、勝てたのは中盤の強力な3人の力に寄るところがもちろん絶大なわけですが、他ママさんメンバーもきっと成長してるからだ…と思いたいというか、思っとくことにします(笑)

ちなみに決勝は大敗したので割愛します(ええーーー!)

…というのは冗談ですが(笑)、決勝はママさんリーグでも一人勝ちしてる強豪チームが相手だったので、全く持って歯が立ちませんでした(汗)
アタシは決勝もFWでしたけど、準決勝のときのようにはボールを触れず(汗)
中盤の強力3人トリオも守備に追われてどんどん下がってく(汗)
さらに、中盤の誰かがボール奪った時に前線に一人残ってるアタシにぽーんと長いパスを出してくれるんですが、相手のCBが素早くてうまくてことごとくカットされてました(涙)

それでも、監督からハーフタイムに「あのCBを外してボールもらえるように動いて」と言われ、サイドよりでボールもらう動きをしてみたらパスは通るようになったんですけども、サイドに流れてもクロスあげれないし、角度のあるところからシュート狙えないし、後ろに戻そうにもフォローは上がって来てないしで、結局超へなちょこシュート打って終了とか、そんなんばっかりでした(汗)
クンとかメッシみたいに、一人でシュートまで行って点取れるようになりたいなー(涙)

てなわけで、決勝は自分的には全くお仕事できずに0-4で終了。
惜しくも…というか、あんまり惜しくもないくらいの完敗で準優勝に終わったのでした。

でもまあ、正直ここまで来れると思ってなかったので、結果には満足です。
自分も2ゴール決めれたし、何より、閉会式では大会役員の方から私たちのサッカーをほめていただきました。
そして、「1年前より飛躍的にうまくなっている」とも。
この言葉を聞けただけで、この大会に参加して良かったと思った。

よくプロスポーツ選手のことを「年齢的に伸びしろがない」なんていう評論家とかいますけど、いくつになったって頑張れば伸びると思う。伸び幅はそりゃ少ないだろうけど、私は今、自分も仲間たちも、間違いなく初めて公式戦に出たあの頃よりはうまくなってる…って自信を持って言えます。
もちろん、まだまだまだまだ満足できるレベルにはないですけど、ほんの少しでも自分で進歩してることを実感できたらうれしいし、もっともっと頑張ろうって思う。

でも、よく考えてみたら、ママさんバレーも経験のないところから始めて、5年目くらいが一番もがいてたころだったような気がします。
サッカーは今年がちょうどその5年目(汗)
リーグ戦も2度目ってことで去年よりも良い結果を残したいと思うし、そんな中で伸び悩んでもがいたりとかするかもしれませんけども、自分に負けずに頑張ろうと思う。

来年は…とは言わないけど、いつかこの大会で優勝することを目標に、走れる限りサッカーを頑張ろう…と思った私だったのでした。