欧州チャンピオンズリーグ決勝トーナメント2回戦1st leg2日目。

とうとうやってきました。
私の大好きな2チームの対戦を目の当たりにする日が。
私は06-07シーズンから海外サッカーを見始めたので、その直前のCL決勝でのバルサvsアーセナルは見てないんですよね。
なので、バルサ、アーセナルファンになって初めての両チームの対戦なのです。

昨日の夜からもうドキドキでした。
だって、夕べはベントナーが夢に出てきたもん(笑)
なので、朝目が覚めた時に「こりゃあもしかして、今日の試合でベントナーがスーパーベントナーに変身するかもなー」と思ったんですけども、変身するどころか今日はポストもまともにこなせてなかったね(汗)
まあ、1本良いヘディングシュートはしてましたけど。

おそらく、アーセナルだけを応援する人や、バルサだけを応援する人とは違った感情を持ったまま試合を見てたんだと思います。
90分の間、色んな感情が入り混じって、これまでにないような気分で試合を見ました。
ズラタンのゴールに歓喜しつつも、前半のガナの押し込まれっぷりはちょっと切なかったし、後半のガナの巻き返しっぷりに興奮しつつも、プジョルの退場はめちゃめちゃショックだった。

でも、一番ショックなのはセスクのケガです。
後半、足を傷めながらも果敢にエリアに侵入してプジョルに倒され、ゲットしたPKを決めて2-2に追いつきましたけども、このPKで傷めてた足をさらに悪化させた模様。
一部では骨折、今季絶望か?なんてニュースも飛び交っています。

今日の試合に無理矢理セスクを出す必要があったのか?
カンテラ出身でスペ代の仲間がいるバルサの試合となれば、セスクがムリをするのは目に見えてるじゃないですか。
結果的にはセスクが気を吐いて奪ったPKで負けずに済んだんだから、それで良しと言う人もいるかもしれませんけども、個人的にはリーグ戦もまだタイトル獲れる可能性があるわけだし、今日の試合に無理して使って欲しくなかった…という気持ちの方が強い。
まあ、今さら言ってもアレなんですけど…。

とにもかくにも、そんなこの試合の両チームのスタメンは以下のとおり。

■アーセナル
GKアルムニア、DFクリシ、ヴェルマーレン、ギャラス(45min→デニウソン)、サニャ(66min→ウォルコット)、MFソング、セスク、ディアビ、ナスリ、FWアルシャビン(27min→エブエ)、ベントナー

SUB:ファビアンスキ、エブエ、ソル・キャンベル、ロシツキ、デニウソン、エドゥアルド、ウォルコット

■バルセロナ
GKバルデス、DFマクスウェル、プジョル、ピケ、アウベス、MFケイタ、シャビ、ブスケツ、FWペドロ、イブラヒモビッチ(76min→アンリ)、メッシ(87min→ミリート)

SUB:ピント、マルケス、ジェフレン、ミリート、トゥレ、アンリ、ボヤン

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一言で言うと、前半バルサの良さが出て、後半アーセナルの良さが出た試合でした。

特に、前半のバルサの出来は今季見て来た中でも一番じゃね?ってくらい素晴らしかった。正直、ガナがあそこまでボール持てずに押し込まれるとは思ってもいませんでした。

試合前の私の予想では、ガナが高い位置から激しいプレスをかけてくると思ってたんですけども、実際にはバイタルエリア辺りからのプレスはあったものの、前半は全体的に引き気味でプレスも弱く、シャビが真ん中で悠々とボールを持ててるのがなんか拍子抜けでした。

さらに、ここ最近のバルサは立ち上がりから数分で失点することが多いので、おそらくヴェンゲルさんはそこを狙って来るだろうと思ってたんですけども、最初から前がかりに行くのが危険だと思ったのか、はたまたバルサがいきなり前がかりでひるんだのか、ガナの立ち上がりとしては珍しく引き気味な感じでした。

逆に、バルサはホント、ここ最近で一番の立ち上がりでしたね。
試合開始直後からあんなに早くボールを前に運ぶ試合なんか見たことねぇ!…って感じでした(笑)

しかし、バルサと言うチームはどんな環境でも自分たちのサッカーをしっかりと確立できるチームですね。エミレーツであんなサッカー見たことある人、あんまりいないんじゃないかな…って思うんですよ。
バルサのサッカーって独特のスピードでしょ。
ゆっくりゆっくりボールを持ってたかと思うと、いきなり早い縦パス出して、そこから短いパスがクルクル回り出して急激にスピードUPする。カンプノウやリーガでは見慣れた光景ですけど、走るカウンターサッカーの多いプレミアで、まして、エミレーツでバルサのあのサッカーを見るのってなんかすごく新鮮でした。

ただ、この完璧だった前半にはガナの守護神アルムニアが神セーブ連発で、打てども打てどもゴールを奪えず。
アルムニアも同じスペイン人としての意地ですかね。
ホントに素晴らしいセービングだった。
シャビのシュートなんて完全にフリーになってて「決まった!!」って思いましたもん。アルムニアにしても、今季一番の出来だったと思いますね。

前半に関しては、ガナの誰が悪い…というわけでなく、ただただバルサのパス回しに圧倒されてるように見えましたね。ソングやセスクがイエロー相当のファウルで相手を止めようとしてたことにもそれが表れてます。

ただ、前半だけ見るとホントに力の差は歴然と言う感じでした。
シャビやメッシはもちろんのこと、マクスウェルやブスケまで、ガナの選手のタックルをさらりと交わしてボールをキープしていて、あらためて「うまいっ!!」って思いましたもん。
もともと私の中では、「スピードのガナ」「技のバルサ」というイメージがあるんですけども、前半はまさに「技のバルサ」を見せつけた内容となりました。

それでも、ガナの子らはよく守り、アルムニアの神セーブにも助けられて0-0で前半を終了。…とは言え、前半27分という早さでアルシャビン、終了間際にもギャラスがケガで交代枠を2つも使ってしまったことがホントに気がかりでした。
セスクはケガを押して無理して出てるし、残り一枠をもしもの時のために残すのか、それとも勝つ為の勝負に出るのか…。

そして始まった後半、なんと、開始1分でズラタンに先制ゴールを決められます。
最終ラインのピケがズラタンの前に長いパスを出し、これをズラタンが、GKアルムニアが前に出てきたのを確認しつつループでゴールへ。
久しぶりにズラタンの活き活きしたプレーを見た気がしたよ。
ズラタンはこういうのが得意なんだよね。
いつもみたいに、ゴール前の混戦の中で足下にボールもらったりするよりも、スペースでボール受ける方がやりやすそう。
そういう球がこれまでなかなか出て来なかったんだよね。

さらに、後半14分にもシャビから同じようにズラタンの前にループ気味のパスが出て、ズラタンがドリブルしながらゴールを見て冷静にシュートを決めます。
ズラタンの覚醒に歓喜しつつも、その反面、これでガナの敗退が決まったか…と愕然とする自分もいました。ああ、複雑(笑)
ちなみに、バルサでなくガナの決勝進出を望んでるうちのパパは、ズラタンのこの2点目が決まった時点で「もうダメだ。寝る。」と布団に戻ってしまいました(笑)
あきらめんの早過ぎ。この後にまだ、壮大なドラマがあるとも知らずに…(笑)

2点目を取られた後、ヴェンゲルさんはサニャに変えてウォルコットを投入します。
私は、試合前からバルサに取って一番コワいのがウォルコットだと思ってたんですよ。
左SBがマクスウェルなら、絶対にウォルコットには勝てないと思ってたので。

セスクの状態が心配なだけに、最後の交代カードを切ってしまうのには若干不安があったんですけども、結果的にはこのウォルコット投入が当たりました。
ペップはウォルのスピードをマークしてなかったのか(いやそんなことないだろうけど)、ウォルコット投入直後にあっさり良い形でウォルコットにボールが渡り、案の定マックスが走り負けて、そのままドリブルでエリアの中まで持ち込んだウォルがシュートを決めます。

最初からウォルを使われてたらもっとコワそうな気もしますけども、2~3度ウォルに抜かれてからはマックス、ケイタ、ブスケ辺りが警戒してウォルに良い形でボールが入らないように、裏を取られないように…という守備をしてたので、最後の方にはウォルの前のスペースも消されて良い突破が出来なくなってました。
ウォル投入はやっぱりこのタイミングが正解だったかもしれませんね。

そして、エブエ、ウォルコットという走れる選手で生き返った右サイドからの展開が機能するようになったアーセナルがチャンスを作る場面が増え、バルサの守備陣がバタバタし始めた後半40分、右サイドのウォルコットか誰かから中に入ったボールをベントナーが頭で落とし、これをボレーで打とうとしたセスクをプジョルが後ろから倒して、プジョルは一発レッドで退場。セスクがこのPKを決めて、2-2とアーセナルが追いつきました。

なんというか、正直、このとき私は自分の気持ちがよくわからなかった。
ガナが2-2と追いついたことについては喜ぶべきなのかもしれないけれど、それよりも、プジョルが次節のカンプノウでの戦いに出れなくなったことがショックだった。
その前にピケがイエローをもらって、累積により次節出場停止が決まってしまっていたし、セスクに関しても、前半イエローをもらって累積により次節欠場が決まってしまっていた。

カンプノウでの大事な一戦に、セスクとピケとプジョルと言う偉大な3人のスペイン人がいないなんて…。
セスク自身も、前半イエローをもらったときに泣き出すんじゃないかと思うくらいショックを受けてて、これには本当に胸が痛かった。

でも、ショックな出来事はまだその後にも起きた。
セスクがPKにより、その直前から引きずっていた足をさらに傷めた模様。
最後には立てない状態になってしまっていた。
そこで私はまた思ってしまった。
こんなにムリをしてまでセスクを使う必要があったのかな。

セスクの意気込みはわかる。もしかしたら、ヴェンゲルさんも彼の意気込みを買ったのかもしれない。でも、リーグ戦だってまだタイトル獲れる可能性があるし、CLにしたって、まだ2nd legがある。
今日、スタメンから使わないで、途中から入れる…って選択肢だってあったと思う。
今さらそんなこと考えたってしょうがないんだけど、でも、考えちゃう。

こういう言い方をしたらグナーの方は気分を悪くするかもしれないけど、でもあえて言いたいのは、こういうところがガナの選手にケガが多い理由の一つなんじゃないか…って思うのよね。
ギャラスやセスクを万全じゃないのにこんな大きな試合で使う。
バルサのメディカルスタッフはそんなムリは絶対させないし、ちょっとした違和感でも大事を取って休ませることが多いのよね。

ただ、変な言い方だけど、ケガを押してでも試合に出て、今日のセスクのように気を吐いたプレーを見せるのも、それはそれでアーセナルらしいとも言えるし、だからアーセナルの試合って感動するんだろうな…とも思う。
全員気合いで戦ってる感じのアーセナルのサッカーは、組織的で美しい頭脳プレーのバルサとはまた違った魅力があるし面白い。
同じスタイルのサッカーをしているようで、全然違う。
私は、そのどっちの魅力にも惹かれているんだと思う。

バルサだけを応援してる人、アーセナルだけを応援してる人にとっては、こんなどっち付かずの私の感想にイラッと来るかもしれませんけども、そこはもう、「ごめんなさい」と謝るしかありません。
だって、どっちも好きだから(あはは:汗)

2-2という結果については、アウェイゴールを2つ取ったバルサの方が確かに有利ですけども、どちらにしてもガナの子らはいつ何時でも勝ちに行く試合しか出来ないと思うので、ガナの子らにとってはそんなに悪くない結果なんじゃないかと思っています。

むしろ、バルサは2点先行したんだから勝っときたかった。
次節に向けて、アーセナルのスピードに対する対策をもっと修正して来るでしょうね。
次節はCB2人(ピケ、プジョル)が不在と不安材料もありますけど、イニエスタとアビダルが戻って来れればかなりの戦力UPになると思います。

ただ、カンプノウでセスクが見れないのが残念です。

そんなカンプノウでの2nd legは、4/6(火)です。
この試合に勝つと次はリヨンかボルドーなので、ぶっちゃけ、ここを抜けたら決勝まで行けると思うんですよね。
※下記コメント欄にてご指摘頂きましたので消しときます。正しくは、次の対戦相手はインテルorモスクワでした。ああ、勘違い、勘違い。
でも、この時点でセスク、アルシャビンなどがケガをしてしまったアーセナルは、これに勝ってもその後の余力が残ってるのか…という点でちょっと心配です。

泣いても笑っても、4/6にどちらかが勝って、どちらかが負ける。
それまで、私のこのドキドキは持ち越しです。