「草サッカー大会に参加したい」と石コーチから言われたのは、５月の始め頃のことでした。
その頃はまだ団のゴタゴタがおさまったばかりで、これから頑張って団をいい方向に持っていかなければ…と思っていた頃。「焦らず、できる事からゆっくりやっていこう」と思っていた私にとって、石コーチの提案はあまりにも無謀なものに思えました(^_^;)

正直当時の私は、この子達には無理だと思っていました。
毎年夏休みのこの時期には練習すらお休みだったこの子達に、５日間もサッカーをする体力があるのか？そもそもそこまでサッカーに夢中になれる子が果たしているのか？
１日ごとに1人、2人と脱落して、５日目には半分くらいにメンバーが減ってるんじゃないか？
だいたい、当時彼らは試合をするたびに2桁失点で大敗していましたから、「全国」なんて名のつく大会に出ても5日間ぼろ負けを繰り返すだけなんじゃないか？
…と、とにかくマイナス要素だけが私の頭の中で渦巻いていたのです。

ところが実際には、初日から大会に参加した19名が一人として一日も休む事なく、全員一緒に５日間を乗り切りました。そして、大会４日目には念願の大会初勝利＋２戦目も勝って決勝に進出！！
256チーム中243位と言う結果だけ見れば決して好成績とは言えませんが、彼らのこの頑張りは大いに賞賛に値するものだ！と私は思っています。

決勝で負けたあと、GKのうちの長男が泣いていました(^_^;)
うちの長男に関して言えば「試合に負けて泣く」こと自体が以前には見られなかった事なので、これも１つの進歩だなぁとひそかに感動していたのですが、もっと驚いたのは、ほかの子供たちが口々に「今日はS馬が一番頑張ったんだから、今からS馬を胴上げするぞ！！」と言い出した事です。
（うちの長男はご存知の通り体が大きいのでさすがに胴上げは無理でしたが…(^_^;)）
その後も「キャプテンのSくんもがんばったから胴上げだ！」「Aくんだって途中でケガしたのに頑張って試合に出てたから胴上げだ！」と、仲間の頑張りをみんなで誉めあっていました。
これも、５日間一緒に過ごした成果の現れでしょうか？
恥ずかしながら、そんな子供たちを見ていたら感動して目頭が熱くなりました(笑)



日に日に真っ黒く日焼けした子供たちの顔は、最終日にはなんだかきりりと凛々しく見えました。
「すごく楽しかった！」「来年も出たい！」と言う声も聞こえて来て、この５日間で彼らも得たものがたくさんあったんだなぁと感動したゴトーなのでした。

みんな！よく頑張ったね！
ゴトー部長はそんなみんなが、大好きです！！(笑)

ちなみに、こちらに大会３日目の写真（byうちのパパ）をUPしてありま～す。
ご覧下さいm(_ _)m