5ffde2da.jpg



子供のサッカーって、お父さん、お母さんにとっては何ですか?
楽しいですか?それとも、重荷ですか?

うちの長男が入団したのは、1年生の夏休み前くらいの事でした。
正直、運動神経は良くないし、サッカーに興味があるとも思えない。
動機は単純に、「仲良しの友達がみんなサッカー部に入っちゃって、遊ぶ人がいないから」。

少年団についての噂は入団する前から色々聞いていました。

「親がとにかく大変だ」
「下手な子はついていけない」
「高学年になると休みもない」

そんなの冗談じゃない!!
…ってなわけで、ずっと迷っていました。
でもね、サッカーやるのは本人。
きっと高学年になる前に…それどころか1年もしないうちに「やめたい!!」と言い出すだろう…と思い、「やるからには真剣にやらないとすぐにやめさせるよ!!」と、さらにプレッシャーをかけつつ入団したのでした。
でもね、入団してみたのはいいけど、うちの子がサッカーに向いてないのは、誰の目にもあきらかでした。きっと、うまい子たちの親にとっては歯がゆかったと思います。
コーチにもよく言われました。
「ただでさえでかくて目立つんだから試合中に歩くな!!」ってね(笑)
で、私もそんな息子を見て、「すぐにくじけるだろう」って思ってたんですけど、気がついたらもうすぐ6年生。
ここまで続けてきた事には驚きです。
そして、母としては拍手を贈ってあげたい気分です。
客観的に見れば運動神経も相変わらずだし、サッカーもまだまだ下手なんですけどね(笑)

振り返ってみれば、実に色んな事があった5年間でしたよ。
正直、サッカーに行くのがイヤでたまらない時期もありました。
心の中で、「どうして親がそこまでしなくちゃいけないの?」といつも思っていました。子供にもよく、「“やめたい”って一言でも言ってくれたらママも楽になるのに…」って言っちゃってました。
でもなぜか「やめたい」って言わなかったんですよね(笑)
彼は彼なりに、サッカーが好きなんでしょうね。

そんな私ですが、最近はちょっと楽しいのです。
少し前にゴタゴタもめ事があって胃に穴があくくらい悩んだけど、その時にふと思ったんです。

親は頑張らなくていいんじゃない?
頑張るのは子供でしょ?

そんな風に思ったら、なんだかすーっと胸につかえてたものが取れました。
でもね、これはあくまで私の考えですよ。
「親だって頑張るべき!」って思う人は、それが全然苦にならない人は、頑張ることもいいことだと思う。
ただ、もしも少しでも負担を感じてるのなら、子供のためにも「ひと呼吸」置くべきです。
子供はサッカーを続けたいのに、「親がもう続けて行けないから」ってやめて行った人を私は知っています。

これは子供のサッカー部…ですよね?

お母さんたちは、子供のサッカーに乗じて集まって世間話を楽しむ…そんな感じでいいじゃない…と私は思います。
定例会でKコーチが言ってましたよね。
「うちの少年団は「強くなるためのサッカー」ではなく「サッカーを楽しむ」という方針でやっている」って。
親が楽しくなかったら、きっと子供も楽しくないですよ。

サッカーの試合に負けた日、家で子供を怒ってませんか?
家族で不機嫌になってませんか?
そんな症状が出ていたら危険信号ですよ。
そんなあなたは「頑張り過ぎ症候群」です。

親がそんなにむちゃくちゃ頑張らなくたって、子供はボールとグラウンドとコーチさえいればサッカーできるんです。
Kコーチの言っていたように、親の私たちは「子供のサポーター」でいいと思うんですよね。自分の好きなチームが勝てるように声援を送る…私はそんな気持ちで、子供たちを見守って行きたいと思います。

「親も楽しめるサッカー少年団にしたい」
無理なことでしょうか?
少年団は大変なものだと決まっているのでしょうか?
いやいや、「重荷になるか」「楽しめるか」は、考え方次第だと思います。

せっかくここまで続けてきたんだもの、残りの1年を、子供も、コーチも、そして親たちにとっても、忘れられないようないい1年にしたいと思っています。

そんなわけで、頼りない部長ではありますが、残り1年、
どうぞよろしくお願いしますm(_ _)m

たまに真剣に考え事をしたらどーっと疲れた、お気楽部長のゴトーでした。